『ひとりでできるもん!』が教育テレビの歴史に刻んだ最大の功績は、それまで「危険だから子どもには無理」と敬遠されがちだった台所仕事を、エンターテインメントへと昇華させた点にあります。料理監修には第一線の料理研究家が名を連ね、子どもが安全に扱える調理道具の普及や、食育という概念の先駆けとなりました。
番組構成の妙も際立っていました。実写パートの主人公が困難に直面すると、CGやアニメキャラクター(オカリン、クッキング、ヤジロウなど)が画面上で軽快なアドバイスを授けます。料理だけでなく掃除や洗濯といった家事全般へとテーマを広げながら、全シリーズ通算で15年間に及ぶロングランを達成しました。