松山ラーメンを巡る言説の中には、現場の実態と乖離したいくつかの誤解や盲点が存在します。初めて松山を訪れる方が罠に陥らないよう、事実を整理しておきましょう。
- 誤解1:「松山ラーメン=すべてが極端に甘い」という先入観
メディアでは瓢太をはじめとする「瓢系」の甘さが強調されがちですが、市内の全店舗が甘いわけではありません。前述の通り長浜系の純豚骨、煮干しや鯛を使った魚介系、鶏ガラベースのノスタルジックな東京風中華そばを提供する店も無数にあります。「甘いラーメンしかない」と思い込んで敬遠するのは大きな損失です。 - 誤解2:「甘いのは化学調味料や白砂糖の大量投入のせい」という偏見
一部のネット掲示板などで「不自然な甘さ」と揶揄されることがありますが、本質はチャーシューをじっくりと煮込んだ醤油ダレの糖化、香味野菜の甘味、そして地元産の混合醸造醤油に含まれるアミノ酸とブドウ糖の調和によるものです。手間暇をかけた出汁づくりの成果であり、安易な味付けではありません。 - 盲点:夜営業のみ・ランチ営業なしの店舗が多い歓楽街の罠
大街道・二番町・三番町の人気店の中には、18時や19時にオープンし翌朝まで営業する「夜型店舗」が少なくありません。昼時に訪れてもシャッターが閉まっているケースが多いため、ランチ目的の訪問時は営業時間を事前に厳密に確認しておく必要があります。