荻野目洋子版『コーヒールンバ』を語るうえで外せないのが、視線を奪うキレのある振り付けです。情熱的なラテンのステップと、90年代初頭のタイトなストリートダンスの要素を融合させたパフォーマンスは、音楽番組やステージで強烈なインパクトを残しました。
特筆すべきは、間奏やサビで激しく体を動かしながらも、一切ピッチを崩さずに歌い切る圧倒的なフィジカルと歌唱力です。1980年代からバックダンサーを従えて生歌で踊り続けてきた彼女だからこそ成し得た職人技であり、当時のアイドル・歌謡界の枠組みを大きく超えた「本格派パフォーマー」としての実力を世に知らしめました。