電話番号120にかけるとどうなる?0120との違いと使われない真相

電話番号120にかけるとどうなる?0120との違いと使われない真相

電話番号120にかけるとどうなる?0120との違いと使われない真相について知っておくべき ポイントを厳選して解説いたします。

日本国内の電話番号は、総務省が管轄する「電気通信番号計画」に基づいて極めて厳格に割り当てられています。その中でも「1」から始まる3桁番号は「1XY特番」と呼ばれ、国民生活の安全確保や公益性の高い通信サービスのために限定配置されています。

現在運用されている日本の3桁特番一覧を俯瞰すると、用途ごとに明確なブロック分けがなされていることが分かります。

  • 緊急通報・人命保護:110番(警察)、119番(消防・救急)、118番(海上保安庁)
  • 生活相談・福祉窓口:188番(消費者ホットライン「いやや」)、189番(児童相談所虐待対応「いちはやく」)
  • 通信付加サービス・保守:117番(時報)、177番(天気予報)、115番(電報申込)、104番(番号案内)、171番(災害用伝言ダイヤル)
  • 発信者番号通知制御:184番(通常非通知)、186番(通常通知)

では、なぜ「120」は使われていないのでしょうか。通信制度の変遷を検証すると、NTT 局番なし 120などの「12Xブロック」は、かつて特定の試験接続用や特殊用途として検討・一部利用された経緯があるものの、通信のデジタル化およびIP化(NGN網への移行)に伴い整理・集約されました。

加えて、前述の「0120」という日本最大級の着信課金インフラと番号頭文字が重複するため、一般消費者の誤ダイヤルや混乱を回避する目的から、総務省および通信各社によってあえて一般公衆サービスへの新規割り当てを保留する「予備番号(空き番)」として管理され続けています。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。