東京や大阪から仙台を訪れた人が口を揃えて「予報より寒い」と感じる背景には、仙台特有の地形と風のメカニズムがあります。仙台平野は東側に太平洋、西側に奥羽山脈を抱えており、季節を問わず風が通り抜けやすい構造になっています。春から夏にかけては太平洋からの冷涼な偏東風「やませ」、秋から冬には蔵王連峰を越えて吹き下ろす冷たい「蔵王おろし」が吹き込みます。
気象工学的な観点からも、風速が1m/s増すごとに体感温度は約1度下がるとされています。例えば、天気予報の仙台の気温が「15度」と表示されていても、仙台駅西口のビル群の間で風速4m/sの風が吹いていれば、肌感は「11度前後」まで一気に冷え込みます。
SNS上でも「仙台の体感温度、ネットの反応を見てから上着を決めればよかった」「日差しはあるのに風が冷たすぎてコートを現地調達した」といった声が頻繁に見受けられます。仙台における「今日の服装」を最適化するには、気温の数字だけを見るのではなく、風速と湿度を加味した体感温度の把握が欠かせません。