かつて日本のペットシーンを牽引していたのは犬でしたが、この10年で力関係は完全に逆転しました。各種意識調査における「犬派 猫派 割合 最新」のデータを俯瞰すると、好意度そのものは犬派と猫派がおよそ半々で拮抗している一方、実際の飼育頭数では猫が犬を約1.5倍近く引き離しています。
この背景には、日本の住環境と世帯構造の構造的な変化が横たわっています。都市部での共働き世帯や単身世帯の増加に伴い、毎日朝夕の散歩を欠かせない犬の飼育ハードルが上がった一方、完全室内飼育が可能で散歩のいらない猫がライフスタイルに合致したためです。さらに、近年の猛暑化によって「夏場は早朝5時台か深夜しか散歩に出せない」という気候リスクも、犬の新規飼育を躊躇させる要因になっています。