今回の事件で最も懸念されているのは、容疑者がどのようにしてトリプルオートロックと呼ばれる強固なセキュリティを突破したかという点だ。捜査関係者への取材によると、容疑者は他の居住者が帰宅したタイミングを見計らい、背後から自然な様子でエントランスを通過する「共連れ(ともづれ)」の手法を使っていたことが分かった。
この古典的かつ防ぐのが難しい手口により、容疑者はエレベーターホールを抜け、吉沢の居住フロアの共有廊下にまで達していた。幸いにも吉沢本人との直接的な接触や怪我はなかったものの、一歩間違えば大惨事になりかねない状況だったことは想像に難くない。