「結局食べなきゃ痩せる」の真相と罠|代謝崩壊と猛烈リバウンドの科学

「結局食べなきゃ痩せる」の真相と罠|代謝崩壊と猛烈リバウンドの科学

「結局食べなきゃ痩せる」の真相と罠|代謝崩壊と猛烈リバウンドの科学に関する主要なデータを丁寧に解説いたします。

近年流行している16時間断食(リーンゲインズ法やオートファジー提唱型)を根拠に、「やはり断食は科学的に正しい」と主張する声もあります。しかし、ここには専門用語の都合の良い曲解という大きな落とし穴が存在します。

断食ダイエットの成功例と失敗例を分ける境界線は、「24時間のトータル栄養摂取量」を確保しているかどうかです。成功している実践者は、食事を摂る8時間のウィンドウの中で、自らの除脂肪体重に必要なタンパク質や良質な脂質、複合炭水化物、微量栄養素を計算してしっかり満たしています。オートファジーの恩恵を受けるのは、細胞に必要な材料が過不足なく供給されていることが前提です。

対照的に失敗するケースでは、16時間断食を免罪符にして「残りの8時間も極端に少量しか食べない」、あるいは逆に「8時間以内なら何をドカ食いしてもいい」という二極端な行動に走ります。前者は前述した飢餓モードに転落し、後者は血糖値の急激なスパイクを引き起こして内臓脂肪を蓄積させます。断食という手法そのものが痩せさせるのではなく、代謝の柔軟性を維持した上でのアンダーカロリー設計のみが結果を生むという基本原則を見落としてはなりません。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。