世界30隻に1隻!今治船主の驚愕資産と知られざる儲けの仕組み

世界30隻に1隻!今治船主の驚愕資産と知られざる儲けの仕組み

話題沸騰中の 世界30隻に1隻!今治船主の驚愕資産と知られざる儲けの仕組みについて、主要な情報を分かりやすく掲載しています。

日本は商船隊の規模において世界屈指の海運大国ですが、その船腹量の約3割以上を四国の一地方都市である今治圏の船主が実質的に支配しています。外航船・内航船を合わせた船主企業は今治周辺だけで百数十社にのぼり、まさに世界で類を見ない「海事都市クラスター」を形成しています。

この特異な集積のルーツは、古くは瀬戸内海を制覇した「村上水軍」の航海技術や海の掟に遡ります。近世から近代にかけては瀬戸内の塩や米、日用品を運ぶ廻船業として発展し、戦後の高度経済成長期に小型内航船から大型外航船へとドラスティックに舵を切りました。かつて業界関係者が「変化を恐れる者は海に呑まれる。変化に乗る者だけが船団を残せる」と語ったように、時代の潮目を捉える嗅覚が地域全体で受け継がれてきたのです。

県庁所在地ですらない地方都市が世界シェアの一角を担う背景には、歴史的な航海DNAだけでなく、造船・舶用機器・金融・海事法務が半径数キロメートル以内に凝縮されているという、世界中どこを探しても見当たらない濃密な産業インフラの存在があります。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。