2023年3月に開催された「第17回声優アワード」において、種﨑敦美は主演声優賞と助演声優賞を同一年度に同時受賞するという、2006年の創設以来初となる歴史的快挙を成し遂げました。
当時、選考委員やアニメーション制作関係者からは「彼女の演技力に対する業界の総意」「主演として作品を牽引する力と、脇役として作品の骨格を引き締める力の双方が最高峰にある」と惜しみない賛辞が送られました。
彼女のストイックな役作りは現場でも有名です。アフレコ現場でのエピソードとして、共演声優や演出家からは次のような証言が数多く寄せられています。
- 台本の読み込みの深さ:「セリフの文字面ではなく、その言葉を発する前にキャラクターが吸い込んだ空気の量まで考えて現場に入ってくる」。
- 共演者の芝居への柔軟な反応:自分の芝居を押し通すのではなく、相手のトーンに合わせて瞬時に芝居の湿度やテンポを微調整できる適応力。
- 作品への奉仕精神:「自分が目立つこと」よりも「そのシーンでキャラクターがどう機能すべきか」を最優先にする職人気質。
また、私生活においては2023年10月に同じく声優として活動する宮崎遊との結婚を発表。愛猫「せれぶ」の紹介とともに直筆メッセージで報告されたこのニュースは、ファンのみならず声優仲間からも温かい祝福で迎えられました。公私ともに充実した精神的安定が、深みのある芝居をさらに強固なものにしています。