多くの解説サイトで流布している「『続けて観る』から削除すれば安心」という通説は、情報の一部しか捉えていない危険な思い込みです。現場検証によって明らかになった、ネットの俗説が孕む3つの致命的な盲点を暴きます。
第1の盲点は、Amazonのおすすめアルゴリズム(レコメンド機能)の自動同期です。「続けて観る」のカルーセルを消しても、大元の履歴データが消えていなければ、AmazonのAIは「そのジャンルを好むユーザー」と判定します。結果として、「あなたにおすすめの映画」「お客様へのおすすめ」の枠に類似のジャンルがズラリと並び、間接的に視聴傾向が暴かれる結果となります。
第2の盲点は、Amazonショッピングアプリ側の「閲覧履歴」とのクロス連携です。プライムビデオで作品ページを開くと、同一アカウントでログインしている通常のAmazonショッピングサイト側にも「最近チェックした商品」として作品のDVDや関連原作本が自動反映される仕様が存在します。動画アプリの画面だけをいくら綺麗にしても、買い物のアプリを開かれた瞬間に足元をすくわれるケースが多発しています。
第3の盲点は、キャッシュによる表示遅延の誤認です。ブラウザ側で視聴履歴を正しく削除した直後であっても、Fire TVやスマホアプリ側のローカルキャッシュが残っている間は、数十分から数時間にわたり以前のサムネイルが表示され続けることがあります。「消したのに消えない」と焦るユーザーの多くは、アプリのタスクキルや端末の再起動を行っていないことが原因です。