前橋育英を語る上で欠かせないのが、2001年の就任以来、チームを全国屈指の強豪へと育て上げた荒井直樹監督の手腕です。2013年夏の甲子園において、初出場初優勝という快挙を成し遂げたことは高校野球の歴史に深く刻まれています。
荒井監督の指導哲学の根底にあるのは「凡事徹底」と「人間形成」です。道具の整理整頓、挨拶や礼儀、日頃の学校生活に至るまで、当たり前のことを誰もが真似できないレベルで徹底する姿勢が、グラウンド上での極限の集中力へと昇華されます。
これまでに高橋光成投手(現・埼玉西武ライオンズ)をはじめ、数多くの名投手を育成してきた育成手腕は健在です。歴代エースたちが受け継いできた「育英の1番」の重みは、現役選手たちにとっても最大のモチベーションとなっています。