野球のデッドボールで死亡事故は起きた?頭部死球の危険性と歴史の真相

野球のデッドボールで死亡事故は起きた?頭部死球の危険性と歴史の真相

野球のデッドボールで死亡事故は起きた?頭部死球の危険性と歴史の真相についての疑問解決ガイドをお届けします。

華やかなプロスポーツの世界において、死球による死亡事故は決して都市伝説ではありません。公式記録として世界中で最も知られている悲劇が、メジャーリーグ(MLB)で発生した「レイ・チャップマン死亡事件」です。

1920年8月16日、ニューヨークのポロ・グラウンズで行われたヤンキース対インディアンス戦。インディアンスの正遊撃手として活躍していたレイ・チャップマン選手は、ヤンキースのアンダースロー投手カール・メイズが投じた内角高めの投球を左こめかみ付近に受けて昏倒しました。頭蓋骨骨折による脳損傷を起こし、緊急手術を受けたものの、事故から約12時間後の翌朝に息を引き取りました。この事故は、メジャーリーグ公式戦における史上唯一の試合中死傷事故として球史に刻まれています。

一方、日本国内に目を向けると、日本プロ野球(NPB)の公式戦においてデッドボールによる直接的な死亡事故は記録されていません。しかし、高校野球や大学野球、少年野球などのアマチュア現場では、頭部への死球による頭蓋内出血や、胸部への直撃による突然死事故が過去に複数件報告されています。ボールの硬さと球速が伴う硬式野球において、デッドボールは常に死の危険と隣り合わせにあるのです。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。