噂の核心にあるのが、台湾の大手食品グループ「旺旺集団(Want Want Holdings)」との関係です。この関係が始まったのは今から40年以上前の1983年に遡ります。
当時、台湾で米菓事業の立ち上げを模索していた宜蘭食品(現・旺旺集団)の創業者・蔡衍明氏に対し、亀田製菓は製菓技術の供与と指導を行いました。米の消費拡大とアジア市場での米菓普及を見据えた国際的な技術支援であり、資本買収されたわけではありません。その後、旺旺集団はこの技術を足がかりに中国本土へ進出し、巨大企業へと成長しました。
この歴史的経緯が歪められ、「亀田製菓は中国企業に支配されている」「中国の工場で作られた低品質な米菓が日本に逆輸入されている」という誤ったナラティブが形成されました。実態として、日本国内で販売されている亀田製菓の主要商品は、新潟県内の亀田工場、水原工場、白根工場などの国内自社拠点および国内グループ会社で一貫して製造されています。