このブームの背景には、メディアで活躍する著名人の思想的影響が大きい。DIYのパイオニアとして知られるタレントのヒロミは、テレビ番組や各種メディアを通じて「既製品に頼らず、家族の暮らしに合わせて空間を自ら創り出す楽しさ」を提示してきた。彼のダイナミックなアイデアは、日曜大工にハードルを感じていた父親層の背中を大きく押した。
同時に、世界的な片づけコンサルタントの近藤麻理恵が提唱する整理術も、キッズ部屋づくりに深く根差している。「ものを定位置に戻す習慣」を幼少期から身につけさせるため、視線に合わせた収納設計が不可欠であるという考え方だ。自作家具なら子供の視線の高さにピッタリ合わせられるため、片付けの自立を促すエッセンスが見事に組み込まれている。