Q1:ヒトデを裏返しに置くと、自力で元に戻ることができますか?
A1:自力で起き上がることができます。ヒトデを裏返しにすると、まず1〜2本の腕を大きく反り返らせて先端の管足を岩や地面に吸着させます。そこを支点にしてテコの原理のように体全体をグイッとひっくり返す「反転行動(Righting reflex)」を行います。種や個体の元気さによって数秒から数分で器用に元の体勢へ復帰します。
Q2:ヒトデの裏側にある管足に触っても危険はありませんか?毒はありますか?
A2:日本沿岸で一般的に見られるマヒトデやイトマキヒトデなどの管足には毒はなく、触っても人体に害はありません。指を乗せると小さな吸盤でキュッと吸い付かれる独特の感触があります。ただし、熱帯域に生息する「オニヒトデ」のように体表のトゲに猛毒を持つ種も存在するため、見慣れない派手なトゲを持つヒトデには絶対に素手で触れてはいけません。
Q3:ヒトデは口から胃袋を出して食事をしますが、排泄物はどこから出ますか?
A3:排泄を行う「肛門」は、口がある裏側ではなく表側(背中側)の中央付近に非常に小さな穴として存在します。ただし、ヒトデは消化能力が極めて高く、液状化した栄養素のほとんどを吸収するため、排泄の頻度や量は極めてわずかです。
Q4:水族館でヒトデの裏側をじっくり見るのにおすすめの展示エリアはありますか?
A4:水槽のガラス面にヒトデが張り付いている展示や、下から見上げるトンネル型水槽、またはタッチプールが最適です。特にガラス越しに観察すると、海水で濡れた状態の管足の伸縮や吸盤の密着面がクリアに観察でき、衣服や手を濡らさずに構造をじっくり確認できます。