巨大な体を持ちながら、どこか愛くるしく親しみやすいビジュアル。そのグラフィック表現の歴史を語る上で外せないのが、アニメーションの巨匠ウォルト・ディズニーの功績だ。彼が世に送り出した『ダンボ』は、誇張された大きな耳と表情豊かな瞳によって、世界中の人々の心を打つアイコンとなった。
この古典的なキャラクター造形の知恵は、今なお色あせることなく引き継がれている。たとえばNetflixで世界配信される最新のアニメーション作品などにおいても、巨体と愛らしさというギャップを活かした表現手法が存分に発揮されている。大きな耳を感情のバロメーターとして大きく動かしたり、鼻のしなやかな挙動で複雑な心情を物語らせるテクニックは、現代のイラストレーターにとってもインスピレーションの宝庫だ。