ラッツ&スターのメンバーであり、タレントとしても親しまれる桑野信義さんは、2026年秋に直腸がん(ステージ3b〜4)の宣告を受けました。転移の懸念や約14時間に及ぶ大手術を経て、一時的な人工肛門(ストーマ)を造設することになりました。
桑野さんは自身の公式ブログでストーマパウチ(便をためる袋)を「相棒」と呼び、パウチの交換手順や肌トラブルの悩み、日々の食事の工夫などを飾らない言葉で発信し続けました。抗がん剤治療による副作用や排泄管理に苦心しながらも、ステージへの復帰を目指して前を向く姿は、同世代の患者から熱烈な支持を集めました。
その後、経過が順調であったことから2026年春にストーマ閉鎖手術を実施。閉鎖後も「排便障害(LARS)」と呼ばれる頻便や便意切迫などの後遺症と向き合いながら、トランペット演奏や音楽ライブ、YouTube配信など精力的なタレント活動を展開しています。「がんとストーマを経験したからこそ伝えられる笑顔がある」と語る桑野さんの姿は、治療と社会復帰を両立させる現代医療の希望の象徴となっています。