子宮頸がんの最大の難しさは、「初期段階では自覚症状がほとんど現れない」という点にあります。実際に闘病を経験したタレントや女優が異変を察知した契機を分析すると、主に以下の3つのパターンに分類されます。
1つ目は、「不正出血やおりものの異常」です。月経期間以外に出血があったり、性交時に微量の出血が見られたり、おりものの色や匂いが普段と異なるといった兆候です。多くの体験者が「日頃の生理不順と勘違いして放置しかけた」と証言しており、わずかな身体のシグナルを見逃さずに婦人科を受診したことが発見につながっています。
2つ目は、「妊娠を機に行われる妊婦健診」での発覚です。妊娠初期の必須検査項目に子宮頸がん検診が含まれているため、自覚症状が一切ないまま検査結果でがんを指摘されるケースが少なくありません。
3つ目は、「定期的な健康診断や人間ドック」です。自治体や職場の検診を習慣化していたことで、自覚症状が出る前の「前がん病変(異形成)」やステージ0〜I期の極めて初期の段階で病変を発見できた事例が多数を占めます。