もし地球から月まで一直線に伸びる道路や線路があった場合、私たちが普段利用している移動手段ではどれほどの時間がかかるのでしょうか。平均距離である38万4,400kmを基準に、24時間不眠不休で進み続けた場合の所要時間をシミュレーションしました。
試算結果を個別に見ていくと、月までの距離 徒歩何年という疑問に対しては、24時間歩き続けても約11年、食事や睡眠をとる一般的な生活パターン(1日8時間歩行)であれば約33年という一生がかりの歳月になります。
また、月までの距離 車で何日かかるかといえば、時速100kmで走り続けて約160日(約5.3ヶ月)、月までの距離 新幹線であれば時速300kmのトップスピードを維持しても約53日を要します。普段は一瞬で移動できるように感じる新幹線であっても、月への道のりでは約2ヶ月近く乗り続ける必要があります。
一方で、宇宙最速である月までの距離 光の速さ 秒に換算すると、光は1秒間に地球を7周半(約30万km)進むため、わずか約1.28秒(四捨五入で約1.3秒)で月に到達します。月面探査車のリモート操作やアポロ計画の宇宙飛行士との無線交信において、往復で約2.6秒のタイムラグ(遅延)が生じるのは、この物理的な距離が理由です。