和月氏の復帰と連載再開に対して、SNSや掲示板などのネットの反応は真っ二つに分断されました。現在に至るまで、作家の不祥事に対するファンの受け止め方は2つの大きな潮流で対立しています。
1. 作品と作者の人格を切り離す「擁護・歓迎派」
「犯した罪への法的罰金刑はすでに終えており、社会的な制裁も受けた」「作品そのものに罪はなく、剣心の物語を最後まで見届けたい」という意見です。特に『るろうに剣心』は登場人物たちが「犯した罪の償い方」を模索するテーマを描いていることから、作家自身の贖罪と物語のメッセージ性を重ね合わせるファンも少なくありませんでした。
2. 児童人権侵害への甘い処分を咎める「批判・ボイコット派」
一方で、欧米を中心とする国際的な児童ポルノ根絶基準と比較し、「復帰があまりにも早すぎる」「少年誌を傘下に持つ大手出版社が掲げるコンプライアンスとして甘すぎるのではないか」という厳しい批判も根強く存在します。特に海外のコミックコミュニティでは、児童保護の観点から作品自体の受容に難色を示す層が一定数生まれる結果となりました。