レシピを調べる際に見落としがちなのが、「生鮭」と「甘塩鮭(塩鮭)」の塩分濃度の決定的な違いです。ネット上のレシピをそのまま真似して「塩辛くなりすぎた」「味がぼやけてしまった」という失敗の多くは、鮭の種類に対する理解不足から生じています。
生鮭は塩分が一切加えられていないため、調味料でしっかり塩味を決める必要があります。一方、スーパーで一般的に流通している甘塩鮭は、すでに魚体重量に対して約2〜3%の塩分が含まれています。甘塩鮭を使って作る場合は、調味料の塩を完全に抜くか、塩気の強さに応じて酒とみりんのみで味を整えるのが鉄則です。
また、離乳食完了期(生後12〜18ヶ月頃)の幼児食として活用する場合は、生鮭を使用し、調味料の塩分を大人の1/3程度に抑えるか、あるいは酒だけで蒸し焼きにしてほぐすのが安全です。骨の混入には細心の注意を払い、指先で身をすり潰すようにして小骨を完全に除去してください。