2022年前半を境に、突如として新作が途絶えた吉岡里帆さんのどんぎつねシリーズ。ファンの間では「降板させられたのではないか」「トラブルがあったのでは」と様々な憶測が飛び交いましたが、実情は日清食品との契約期間満了に伴うシリーズの自然な完結でした。
日清食品のテレビCMは、常に時代のトレンドを先取りし、あえて短サイクルで世界観を激変させることで知られています。どんぎつねシリーズは異例とも言える約5年間の長期展開となり、一つの広告企画としてはすでに大成功を収めてやり切った状態にありました。物語の最終盤では、どんぎつねが消え去るようなドラマ仕立ての演出が施されており、広告主と制作陣が合意の上で計算された「美しい引き際」を用意したと言えます。
また、吉岡里帆さんが所属していた前事務所(A-Team)の体制変化や、その後のフラームへの移籍といった環境の変化も重なりましたが、これらが直接の降板理由となったわけではありません。女優として次のステージへ進む吉岡さん側の意向と、新たな広告アプローチを模索する日清側のマーケティング戦略が合致した結果の円満終了でした。