ルーターのインターネットランプを安全かつ確実に復活させるための、現場推奨の5段階リカバリー手順を解説します。
ステップ1:正しい順序で行う電源リセット(機器の再起動)
電子機器の再起動には厳格な「順序」が存在します。誤った順番で電源を入れ直すと、IPアドレスの自動割り当て(DHCP)が失敗し、ランプがつかない状態が継続します。
1. Wi-FiルーターのACアダプター(電源コード)を抜く。
2. ONU(またはホームゲートウェイ)の電源コードを抜く。
3. そのまま完全に放電するまで約5分〜10分間放置する。
4. 先にONUの電源コードを差し、約2分待機(全ランプが緑点灯に安定するまで待つ)。
5. 最後にWi-Fiルーターの電源コードを差し、約3分待機する。
ステップ2:WANポートとLANケーブルの物理チェック
ONUの「LANポート」とルーターの「INTERNET(WAN)ポート」を繋いでいるLANケーブルを一度両端とも引き抜き、端子内部にホコリがないか確認した上で「カチッ」と音が鳴るまで深く差し直します。経年劣化したカテゴリ5(CAT5)などの古い規格のケーブルを使用している場合は、断線耐性の高いカテゴリ6A(CAT6A)への交換を推奨します。
ステップ3:ルーター管理画面でのIPv6接続設定・IPアドレス取得確認
PCやスマホからルーターの管理画面(192.168.11.1や192.168.10.1など)にブラウザでアクセスします。「インターネット設定」の項目で、現在の回線契約に合致した接続種別(「v6プラス」「OCNバーチャルコネクト」「transix」「PPPoE認証」など)が正しく選択されているか確認してください。回線自動判別機能が誤作動している場合、手動で該当するIPv6接続サービスを指定することで即座にランプが青・緑に点灯することがあります。
ステップ4:初期化(リセット)の実行
設定情報の破損が疑われる場合、ルーター本体の底面や背面にある「RESET」ボタンを爪楊枝やピンなどで長押し(一般的に3秒〜10秒程度、POWERランプが赤点滅するまで)し、工場出荷状態へ戻します。初期化完了後、改めてプロバイダの会員証に記載された接続IDとパスワード、またはIPv6の自動判別設定をやり直します。