秋のドラフト会議が近づくと、日本高野連のホームページに掲載されるプロ志望届提出者一覧が連日大きな話題を呼びます。甲子園注目選手の進路先としてファンの期待が集まる一方、提出者全員に指名の吉報が届くわけではありません。
プロ志望届を出した選手に待ち受ける最大の試練が、いわゆるドラフト指名漏れです。事前に名門大学や社会人強豪チームからの推薦オファーを断ってプロ挑戦を選んでいた場合、指名漏れが確定した10月下旬の時点で、有力な進学先・就職先の一般推薦枠はすでに埋まっているケースが少なくありません。
万が一指名漏れとなった場合、選手たちには主に以下のような選択肢が残されます。
・首都圏や地方の準硬式・一般入試対応が可能な大学への後期進学
・選手枠に空きがある新興の社会人クラブチームや専門学校への所属
・プロ球界への最短ルートを目指す独立リーグ挑戦
・競技を引退し、一般就職や資格取得を目指す進路変更
近年ではリスクヘッジとして、指名漏れ時にも受け入れを認める大学との連携を模索する指導者も増えていますが、依然として「プロ志望届を出す」という決断には相応のリスクが伴うのが実情です。