本作における双剣を語る上で、避けて通れないのがブレイヴスタイルの圧倒的な完成度です。全6種類の狩猟スタイルが存在する中で、なぜこれほどまでに多くのハンターがブレイヴ一択と口を揃えるのか。その決定的な理由は、双剣が長年抱え続けてきた「スタミナ枯渇」と「急速な斬れ味消費」という2大構造的弱点を、システムの根底から解決した点にあります。
非ブレイヴ状態では鬼人化が封印されているものの、納刀継続からの納刀キャンセル攻撃(鬼人連斬など)を数回モンスターへヒットさせるだけで、ブレイヴゲージは瞬時に最大値へと達します。そして真骨頂はゲージ蓄積完了後に訪れます。ブレイヴ状態に突入した瞬間、ハンターは常時「真鬼人化状態」へと移行し、スタミナを1ミリも消費することなく高速ステップと強化モーションを連発できるようになります。これにより、従来は必須級とされた強走薬への依存度が劇的に低下しました。
さらにゲームバランスを決定づけたのが、鬼人ダッシュの踏み出し瞬間に発生するガードポイント(GP)、通称「研ぎ払い」の存在です。モンスターの攻撃判定にダッシュの出始めを合わせるだけで、ダメージを無効化しながら斬れ味ゲージを即座に回復。カウンター判定の成立と同時に斬りつけへ移行するため、一切攻撃の手を緩める必要がありません。攻防一体どころか「守る動作がそのまま火力維持と手数の増加に直結する」という設計が、ブレイヴ双剣を絶対的王者へと押し上げた要因です。