2026年シーズン、毒島が刻み続けるスタッツはまさに驚異的だ。開幕からハイペースで積み上げる獲得賞金ランキングの上位定着はもちろんのこと、勝率8点台を軽々と維持する安定感は他の追随を許さない。イン戦での圧倒的な逃げ切り成功率は言うに及ばず、3コースや4コースから展開を突いて浮上する連対率は、ファンや舟券師たちに絶大な信頼を与えている。
だが、この数字の裏には緻密な戦略がある。フライングのリスクを極限までコントロールしながら平均スタートタイミングを0.12前後に揃え、節間の早い段階でモーターの素性を看破する。夏場から秋場にかけてのSGロードを見据え、プロペラのベースセッティングを複数パターン構築。年末に控えるSGボートレースグランプリ(賞金王決定戦)の舞台を見据え、1走ごとの着順点を緻密に計算した走りを展開している。賞金王の称号を掴み取るための青写真は、すでに寸分の狂いもなく引かれているのだ。