五泉市蛭野地区の代名詞とも言えるのが、集落一帯に広がる銀杏の木々です。この地が「黄金の里」と呼ばれる所以は、秋の深まりとともに約100本を超えるイチョウの巨木が一斉に色づき、山間全体がまばゆい金色に染まる光景にあります。
紅葉(黄葉)の見頃のピークは、例年11月中旬から11月下旬にかけて訪れます。冷え込みが順調に進んだ年であれば、11月10日前後から徐々に黄変が始まり、11月18日から25日頃にかけて最も艶やかな黄金色のトンネルが出現します。冷たい秋風が吹き抜ける見頃の終盤には、散った無数の葉が大地を覆い尽くし、まるで足元にふかふかの黄金色の絨毯を敷き詰めたかのような幻想的な光景へと姿を変えます。
写真愛好家や散策客の間で定番となっている絶景アングルは、会館周辺の小径から山並みを背にして見上げる構図です。背後に広がる杉の深い緑と、手前で光を浴びて輝くイチョウの鮮烈なイエローが織りなすコントラストは、新潟景勝百選にも恥じない圧倒的な存在感を放ちます。