日曜劇場の枠で『半沢直樹』が放送されていた当時、なんJ実況スレッドの進行速度はまさに異次元でした。通常、人気ドラマでも1話あたり数スレッド(1スレッド=1000レス)の消費が標準的だったところ、本作では1話で数十スレッドを軽々と消費するペースが常態化。秒速数百レスという凄まじい書き込みが押し寄せ、サーバー落ちが頻発する事態となりました。
プロ野球中継の流れでなんJに集まっていた実況民がそのまま日曜21時の放送に雪崩れ込み、息をもつかせぬ展開にリアルタイムでツッコミを入れ合う構図が定着。展開の速さと緩急の効いたストーリーテリングが、「片時も画面から目を離せない神回」を毎週のように生み出す原動力となっていました。
5chの評価まとめでも「1時間が体感5分で終わる」「実況とセットで観ることで面白さが倍増する」と絶賛され、ただ受動的に視聴するのではなく、全員で突っ込みながら盛り上がる参加型エンターテインメントへと昇華していたのです。