SNSやネット掲示板などで頻繁に見られるのが、「東京のキー局で話題になっている番組が長野のテレビ欄に載っていない」「放送時間が異なっていて見逃した」という声です。ここには地方局特有の編成事情とタイムラグが存在します。
民放4局が揃っている長野県は、全国的に見ても地上波の選択肢が非常に恵まれた地域です。しかし、プライム帯の一部のバラエティや深夜番組、独立局制作のアニメなどに関しては、必ずしもキー局と完全同時ネットされるわけではありません。地方局各社は地域スポンサーの要望や自社制作枠との兼ね合いから、放送枠を土日の昼間や深夜帯へと移動させる「遅れネット(時差放送)」を実施しています。
また、長野県は山間部が多い地形的特徴から、古くからケーブルテレビ(CATV)の普及率が全国トップクラス(県内世帯普及率80%超の地域も多数)という背景を持ちます。地域CATVに加入している世帯では、自主放送チャンネルを通じて市町村議会中継や小中学校の運動会、地元のお祭りなどの超ローカル情報を受信できる一方、受信環境によってチャンネル配置や映るコミュニティ番組が異なる点も知っておくべきポイントです。
ネット上の「放送予定」まとめサイトに記載されている時間は、関東広域圏(東京キー局)の基準であることが多いため、必ず長野県テレビ放送予定としてローカル局の番組表を確認する習慣が求められます。