筆者はこれまでに何度もユアテックスタジアム仙台の記者席およびサポーター自由席エリアに足を運び、現地の空気感を肌で感じてきました。そこで痛感するのは、スタジアムで響き渡る声援と、ベガルタ仙台 サポーター 反応として掲示板に並ぶテキストとの間にある巨大なギャップです。
ユアスタのゴール裏では、試合終了のホイッスルが鳴るまで選手を鼓舞し続ける「カントリーロード」や「スタンディング・センダイ」のチャントが鳴り止みません。敗戦時であっても、全力を尽くした選手たちに対して温かい拍手が送られる場面が多く見られます。地元紙の番記者やOBの手記でも、「仙台サポーターの持つ温かさと粘り強さは、東日本大震災の苦境を乗り越えて培われた唯一無二のアイデンティティである」と語られています。
しかし、スマートフォンを開き、超ベガルタ仙台掲示板やベガルタ仙台 5ちゃんねる 最新スレッドにアクセスすると、そこには痛烈な批判の言葉が並びます。ある熱心なサポーターは取材に対し、次のように心境を明かしてくれました。
「スタジアムではチームの力になりたいから絶対にブーイングはしたくない。でも、昇格を逃し続ける悔しさはやり場がない。だからこそ、帰りの電車で掲示板を見て、自分と同じフラストレーションを抱えているサポーターの書き込みを探してしまうんです」
この告白が示すように、匿名掲示板はアンチの溜まり場という側面だけでなく、深すぎるクラブ愛ゆえの「感情の避難所」として機能している側面も見逃せません。