安永玲央を語る際、避けて通れないのが実父である安永聡太郎氏の存在です。聡太郎氏は横浜F・マリノスや清水エスパルスで活躍し、スペインのUEリェイダでもプレーした日本屈指の本格派ストライカー。引退後は解説者や指導者としても広く知られています。
しかし、父と同じFWの道を歩むのではなく、玲央が選んだのは中盤の底で汗を流すボランチ(守備的MF)のポジションでした。少年時代から父から技術的なアドバイスを受けつつも、ピッチ上でのプレースタイルは完全に差別化されています。前線でゴールを狙う華やかな役割ではなく、「チームを勝たせるために黒子に徹する」という強い覚悟が、今日の泥臭く戦えるファイターとしての気質を形成しました。
ネット上やメディアでは当初「聡太郎の息子」という肩書きが先行した時期もありましたが、現在ではその高い守備強度と展開力によって、一人の自立した実力派プロサッカー選手として完全に認知されています。