岡田准一さんと宮崎あおいさんの関係を語る上で欠かせないのが、日本映画史に残る名作での共演歴です。二人の最初の接点は、2008年公開の映画『陰日向に咲く』(平川雄一朗監督、劇団ひとり原作)でした。劇中で直接深く絡み合うシーンは限定的だったものの、同年代の実力派として互いのストイックな演技姿勢に強い敬意を抱いたとされています。
決定的な転機となったのは、2012年公開の映画『天地明察』(滝田洋二郎監督)での再共演です。岡田さんが演じた江戸時代の天文学者・安井算哲と、宮崎さんが演じたその妻・えん。激動の時代を一途に支え合う夫婦役を演じる中で、現場でのコミュニケーションは格段に深まりました。当時の舞台挨拶や映画特集インタビューにおいて、岡田さんは宮崎さんについて「現場で圧倒的な安心感を与えてくれる稀有な女優」と絶賛し、宮崎さんもまた岡田さんの妥協のない役作りに全幅の信頼を寄せていた様子が記録されています。
岡田さんは1980年11月18日生まれ、宮崎さんは1985年11月30日生まれであり、二人の年齢差は5歳です。兄貴肌でアクションや武術の指導者としてもストイックな一面を持つ岡田さんと、10代から数奇な役柄を演じ分けてきた宮崎さん。5歳という年齢差は、互いに敬意を払いながら対等な議論ができる絶妙なバランスをもたらしました。
長年の友人関係とプロフェッショナルとしての信頼期間を経て、交際へと発展。そして2017年12月23日、ファンクラブ向けのメッセージおよびマスコミ各社への連名ファクスを通じて結婚が正式発表されました。連名コメントで綴られた「皆様のご期待に沿えるよう、これからもまい進してまいります」という実直な言葉通り、二人は静かに、かつ着実に強固な家庭を築き始めていきました。