緑黄色野菜の代表格といえばほうれん草ですが、栄養学的な観点から両者を精緻に突き合わせると、豆苗のポテンシャルの高さが浮き彫りになります。文部科学省の日本食品標準成分表に基づく客観的データをもとに、豆苗の栄養成分表とほうれん草の数値を比較検証します。
この豆苗とほうれん草の栄養比較から分かる通り、豆苗は単なる「安価なもやしの代用」などではありません。皮膚や粘膜の健康維持、免疫力向上に寄与する豆苗 βカロテンとビタミンKの組み合わせにおいて、ほうれん草を凌駕または肉薄する数値を叩き出しています。 特筆すべきは豆苗 葉酸の含有量です。赤血球の形成や細胞分裂に不可欠な葉酸が100g中に150μgも含まれており、成人女性の推奨摂取量(240μg/日)の半分以上をわずか半パック程度で賄える計算になります。価格の乱高下が激しい露地栽培のほうれん草に対し、植物工場で天候に左右されず安定した栄養素を一定価格で供給できる点は、現代の栄養管理において計り知れない利点と言えます。