インターネット上やSNSでは、ペットの遺体処理や供養に関して誤った情報が散見されます。法的なリスクや衛生上の問題を避けるため、正確な事実を把握しておく必要があります。
誤解1:愛犬の遺体を自宅の庭に土葬しても問題ない?
私有地である自己所有の庭に土葬すること自体は法律上禁止されていません。しかし、公園、河川敷、山林などの公有地や他人の土地へ遺体を埋める行為は、廃棄物処理法違反(不法投棄)として処罰の対象となります。
また、自宅の庭であっても、犬の骨格が完全に土へ還るまでには大型犬で数十年単位の時間を要します。野生動物や害虫の掘り返し、異臭の発生、将来の土地売却時のトラブルに発展するケースが多いため、現代の住宅環境において土葬は推奨されず、火葬を選択するのが現実的です。
誤解2:保冷剤を敷き詰めれば1週間は自宅で安置できる?
家庭用の保冷剤や氷だけでは、遺体の内部温度を十分に下げ続けることができません。外見上は保たれているように見えても、内臓部分で腐敗ガスが膨張し、体液の噴出や強烈な腐敗臭を招く恐れがあります。ドライアイスを常時補充できない環境であれば、最長でも2日以内(48時間以内)に火葬を執り行うのが衛生的限界です。