韓国人の苗字ランキングTop30!金・李・朴が半数を占める歴史の真実

韓国人の苗字ランキングTop30!金・李・朴が半数を占める歴史の真実

韓国人の苗字ランキングTop30!金・李・朴が半数を占める歴史の真実の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。

なぜここまで極端に「金(キム)」「李(イ)」「朴(パク)」が多いのでしょうか。この謎を解く鍵は、古代王朝の神話から朝鮮王朝末期の社会大変革に至る歴史の流れにあります。

もともと古代朝鮮半島において、苗字を持つことは王族や特権階級だけの特権でした。金氏と朴氏は古代王国・新羅の建国神話に由来し、王族の姓として神聖視されてきました。李氏は1392年に朝鮮王朝(李氏朝鮮)を建国した太祖・李成桂の王室の姓です。つまり、金・李・朴はすべて「最高峰の権威と高貴な血統」を象徴するブランド姓だったのです。

転換期となったのは、17世紀以降の朝鮮王朝後期です。戦乱や財政難に直面した王朝政府は、財政を補うために身分証明書や官職を富裕な平民に売却する「空名帖(功績や納税に応じて名前欄が空欄の辞令を与える制度)」を発行しました。さらに庶民層が財力をつけると、没落した両班(特権貴族階級)から家系図である「族譜(チョッポ)」を買い取る、あるいは家系図を偽造して両班一族へ潜り込む動きが加速しました。

その際、人々が名乗りたがったのが、由緒正しく圧倒的なステータスを誇る「金」「李」「朴」などの名門姓でした。そして1894年の甲午改革による身分制度の公式撤廃、さらに1909年に施行された「民籍法」によって全国民への苗字登録が義務付けられた際、姓を持たなかった農民や奴婢(使用人階級)の多くが、仕えていた主家の姓や名門の五大姓を選んで戸籍に登録しました。この歴史的プロセスが、今日の極端な苗字偏重を生み出した決定的な理由です。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。