騒動の影で、現場本来の魅力が失われたわけではない。会場を歩けば、今なお目を見張るような出会いと掘り出し物に溢れている。先日の開催でも、蔵出しの古い染付皿や、大正時代のハイカラなランプ、アンティーク時計など、一点ものの歴史的価値を持つ品々が露店を彩っていた。これが現場のリアルなニュースだ。
現場で出会った30代の会社員女性は「ネットの噂を見て不安だったけれど、早朝から出かけて店主と会話しながらお皿を選べる時間は格別。交渉次第で少し値引きしてもらえるやり取りも、リアルの市ならではの醍醐味です」と笑顔を見せた。デジタル化が進む今だからこそ、手に取って物の歴史を味わう体験が再評価されている。