「最初はただのトレンドのつもりでした」。都内のIT企業に勤める24歳の女性は、アイスコーヒーを手に笑う。「でも、7時を過ぎて通知を切ると、頭の中の雑音がすっと消えるんです。友達もみんな同じルールで動いているから、返信が遅れても誰も怒らない。この解放感は一度味わうと戻れません」
かつては「通知に即座に反応すること」が誠実さの証とされた時代があった。しかし、2026年の今、事態は180度転換している。常時接続が当たり前になりすぎた結果、接続を切ること(ディスコネクト)こそが最も洗練されたセルフケアとして捉えられているのだ。