SNSで話題の新商品を目当てに店舗へ足を運んだものの、「本日は完売しました」の札に落胆した経験を持つ方は少なくないはずです。販売終了が噂されるほどの早期品切れが起きる背景には、ほっともっと特有のオペレーションと受発注システムが関係しています。
最大の理由は、店舗ごとに設定された1日の仕込み上限数にあります。ほっともっとでは、出来立ての美味しさと品質を維持するため、タレ漬けや衣付けなどの下ごしらえを店舗で行うメニューも多く、当日分として割り振られた食材在庫が切れた時点でその日の提供は終了となります。特にテレビ番組やWebメディアで取り上げられた直後は、平時の2倍から3倍のペースで注文が殺到し、ランチピークの13時過ぎには当日分が完売してしまうケースも珍しくありません。
もう一つの要因は、ネット注文(事前決済)による取り置き枠の圧迫です。近年は店頭に並ぶ前にスマートフォンから予約する利用者が急増しており、夕方の受取分として朝の段階で在庫枠が埋まってしまう現象が起きています。店頭に並んで注文しようとしても、バックヤードの在庫はすでにWeb予約分で確保されているため、実質的な品切れ状態となってしまうのです。