二人の足跡を語る上で欠かせないのが、集英社という巨大なプラットフォームの存在だ。桂正和が創り上げた数々の名作は、時代の潮流を常にリードし、誌面の看板として漫画文化を牽引してきた。その圧倒的な系譜は、後続の世代へと確実に受け継がれている。
宮崎摩耶もまた、集英社が誇る『週刊ヤングジャンプ』やデジタルの最前線である『少年ジャンプ+』といった媒体で、その才能を遺憾なく発揮してきた。雑誌からデジタルプラットフォームへと主戦場が広がっていく中で、師譲りの圧倒的な画力と鋭い描写センスは、新しい世代の読者をも瞬く間に魅了した。媒体の形態が変わろうとも、読者の心を震わせるビジュアルの説得力は揺るがない。