無洗米を作るアプローチには、物理的・熱力学的な違いによって主に4つの製法が存在します。現在日本のスーパーマーケットで流通している無洗米の大半は、薬品や添加物を一切使わず、安心・安全に製造されています。
最も普及しているのが、糠の粘着力を利用したBG無洗米製法(Bran Grind製法)です。米糠自身が持つ強い粘着性を利用し、金属筒の中で高速攪拌しながら肌糠同士を吸着させて剥ぎ取る工法で、水や添加物を一切使用しません。環境負荷が極めて低く、回収された糠は有機肥料や飼料として100%リサイクルされています。
2つ目は水洗い乾燥法です。専用の機械を用いて極めて短時間(数秒単位)で水洗いし、米が水分を吸収しすぎる前に急速乾燥させる方式です。家庭での手研ぎに近い仕上がりになりますが、高度な乾燥管理技術が求められます。
3つ目はタピオカ法(吸着法)です。加工澱粉であるタピオカ粉を加熱して粘着性を持たせ、米の肌糠を吸着させて取り除く工法です。食用品のみを使用するため安全性に優れています。
4つ目は研削法(ブラシ・研磨法)です。特殊な研磨ブラシやナイロン毛を用いて物理的に米の表面を磨き上げる製法で、設備導入が比較的容易なことから一部のメーカーで採用されています。