コブクロ『風』歌詞の真実|小渕健太郎の誕生秘話と涙を誘う理由

コブクロ『風』歌詞の真実|小渕健太郎の誕生秘話と涙を誘う理由

コブクロ『風』歌詞の真実|小渕健太郎の誕生秘話と涙を誘う理由を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を凝縮して配信します。

コブクロがインディーズから駆け上がり、メジャーデビューを果たした翌年に世に放たれたのが、2002年2月14日発売の4thシングル『風』です。バレンタインデーという恋人たちの特別な日に届けられたこの曲は、甘いラブソングとは対極にある、別れの痛切さと切なさを極限まで研ぎ澄ましたバラードでした。

当時、フジテレビ系バラエティ番組『ウチくる!?』のエンディングテーマとして起用されたことで、日曜の昼下がりに日本中の茶の間へその切ないメロディが浸透しました。オリコン週間チャートでも初登場10位前後を記録し、初期のコブクロを代表するロングセラーへと成長を遂げます。さらに同年8月28日にリリースされた2ndアルバム『grapefruits』の3曲目にも収録され、アルバム全体の情緒的な深みを決定づけるキートラックとなりました。

ファンの間で今なお行われる「コブクロ代表曲・名曲ランキング」の投票企画でも、『桜』や『蕾』『未来』といったミリオンセラーと並び、初期のナンバーでありながら常に上位へランクインし続けています。派手なオーケストレーションに頼らず、研ぎ澄まされたアコースティックサウンドとツインボーカルの調和だけで勝負していた初期のストイックな空気感が、本作には色濃く刻まれているのです。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。