フォーマルシーンで白が選ばれ続ける背景には、西洋の宮廷文化と日本の儀礼思想が交錯する確固たる結婚式白いハンカチの理由が存在する。単なるファッションの慣習ではなく、儀礼としての意味合いを知ることで、選ぶべき理由が明白になる。
西洋の礼装文化において、白は「純潔」「無垢」「神聖」の象徴とされてきた。18世紀フランス国王ルイ16世の王妃マリー・アントワネットが、それまで円形や楕円形など様々だったハンカチを「正方形」と法令で定めて以降、ハンカチは実用布から身分と品格を示す装飾品へと昇華した。特に白いリネン(麻)や上質なローン綿で作られた白い布は、貴族層が身につける最高峰の清潔さの証とされ、人生の門出である婚礼の儀式に欠かせないアイテムとなった結婚式ハンカチ白マナーの経緯がある。
一方、日本古来の冠婚葬祭においても、白は「神事」「清浄」「新たな人生に染まる」ことを意味する特別色として扱われてきた。神前式や神道儀礼における白木や白装束と同様に、涙を拭うための布に純白を選ぶ行為は、新郎新婦の門出を穢れなく祝す礼儀作法として定着していった経緯がある。