ほうれん草 冷凍保存 生のままという手法がSNS等で拡散される一方、「アク抜きをしていないため身体に悪いのではないか」という懸念も散見されます。この疑問の根底にあるのが、ほうれん草特有のエグみ成分である「シュウ酸」の存在です。
シュウ酸はカルシウムと結合すると結石の原因になり得る成分であり、通常は沸騰した湯で短時間茹でて冷水にさらすことで、その大部分を除去します。生のまま冷凍した場合、細胞組織が破壊されて解凍時に多少の水分とともにシュウ酸がにじみ出ますが、完全に抜けるわけではありません。
したがって、生のまま冷凍したほうれん草を調理する際は、「汁ごと飲み干す料理に大量投入しない」「加熱調理時に一度サッと湯通しするか、油炒めやカルシウムを含む食材(しらす、牛乳など)と組み合わせる」といった工夫が求められます。栄養面では、熱に弱いビタミンCの初期損失を生冷凍は防ぐことができるものの、冷凍室内の酸化によってほうれん草 冷凍 栄養価 変化が徐々に生じるため、2〜3週間を目安に早めに消費するのが基本ルールです。