「明日まで様子を見るべきか、今すぐ夜間救急へ行くべきか」という判断は、飼い主にとって極めて悩ましい問題です。動物病院へ連れて行くタイミングと検査費用の目安を事前に理解しておくことで、躊躇による手遅れを防ぐことができます。
即日〜翌朝一番で受診すべき緊急レッドフラッグは以下の通りです。
・未避妊の雌犬が突然水を大量に飲み、元気が消失している(子宮蓄膿症の疑い)
・多飲多尿に加えて、激しい嘔吐や下痢を繰り返している(急性中毒・急性腎障害)
・ふらつき、虚脱、呼気からアンモニア臭や果実臭がする(尿毒症・ケトアシドーシス)
一方で、食欲があり機嫌が良い場合でも、体重1kgあたり100mlを超える飲水が2日以上連続した場合は、週末を待たずに受診予約を入れるべきです。受診時には、計量カップ等で測定した「24時間の正確な飲水量記録」を持参すると診断スピードが飛躍的に上がります。
初診時に実施される標準的なスクリーニング検査と費用の概算相場(自由診療のため病院により変動)を提示します。
診察料を含めた初診時トータルの出費は15,000円〜30,000円前後が一般的です。もし排泄直後の清潔な尿を清潔な使い捨てシリンジやタッパーに採取して持参できれば、病院での採尿ストレスを軽減させつつ、速やかに検査へ移行できます。