アキの舞台で見せる驚異的な身体能力とキレのある身のこなしには、芸人としては極めて稀有なバックグラウンドが存在します。
1969年8月22日生まれ、大阪府岸和田市出身の本名・荒木良明(あらき よしあき)は、2026年現在で56歳を迎えています。芸能界入りの原点は、日本を代表するアクションチームである「倉田アクションクラブ」に所属していた元スタントマンというキャリアです。空手やキックボクシングで鍛え上げた肉体と本格的な殺陣の技術は、後に新喜劇の舞台で唯一無二の武器へと昇華されます。
1992年、相方のケン(松谷賢示)と共にお笑いコンビ「水玉れっぷう隊」を結成。1990年代半ばから2000年代にかけて、心斎橋筋2丁目劇場やbaseよしもと、東京の「ルミネtheよしもと」の立ち上げメンバーとしてトップクラスの人気を博しました。しかし、東京での活動が円熟期を迎える中で、アキは自身の原点である「生の喜劇舞台」への情熱を再燃させ、2014年、40代半ばにして吉本新喜劇のオーディションを自ら受けて入団するという異例の決断を下します。