「モニター希望でカウンセリングに行ったのに、通常料金を提示された」「審査で見送りになった」という声は後を絶ちません。クリニック側がボランティアではなく、集客用の高精度な広告素材(症例写真・動画)を収集する目的で募集している以上、選考基準はシビアです。
取材と内部規定の分析から浮かび上がった、主な審査落ちの理由は次の4点に集約されます。
- 1. 術前後の変化幅(ビフォーアフターの劇的さ)が乏しい:
すでに二重幅が完成している状態からの微修正や、皮膚のたるみ・脂肪量が少なく術後のインパクトが視覚的に伝わりにくい骨格の場合、広告素材としての価値が低いと判定されます。 - 2. 過去の整形歴・他院修正によるリスク:
過去に同一部位の手術を受けて組織が硬化している場合や、異物が入っているケースは難易度が跳ね上がります。予期せぬダウンタイムの長期化や仕上がりの左右差が生じるリスクを嫌い、医師側がモニター適用を避ける傾向があります。 - 3. 決められた写真撮影頻度(通院スケジュール)を守れない:
モニター契約の根幹は「術後規定日数での経過写真撮影」です。仕事の都合で「術後1ヶ月目の平日に来院できない」「遠方に住んでいて頻繁に通えない」という申請者は、審査の初期段階で即座に除外されます。 - 4. 医師のブランディング方針・症例ターゲットの不一致:
医師によって「今月は幅広平行二重の動画素材を集めたい」「クマ取りと脂肪注入のセット症例を増やしたい」といった個別の獲得目標が存在します。患者側の希望デザインが医師のターゲットと合致しない場合、適応外と判断されます。
審査に通らなかったからといって、容姿そのものを否定されたわけではありません。あくまで「クリニックの宣伝材料としての条件に合致しなかった」というビジネス上のマッチング不成立に過ぎない点を把握しておく必要があります。