漫画版『遊☆戯☆王5D's』において、究極神は「赤き竜の真の姿」として描かれました。その出自を持つ本カードですが、OCGにおいて後に登場したシンクロモンスター《赤き竜》の存在によって、一時は「ツィオルキンの役目は終わったのではないか」と囁かれた時期がありました。しかし、2026年現在の競技シーンやマスターデュエルのカジュアル〜中堅帯において、アルティマヤ・ツィオルキン 現在の評価は再び急上昇しています。その理由は両者の決定的な役割の違いにあります。
《赤き竜》は正規のレベル12シンクロ召喚を要求し、フィールドの他のシンクロモンスターを対象にとって同レベルのドラゴン族Sモンスターと「シンクロ召喚扱いで入れ替わる」デザインです。一方のツィオルキンは、シンクロ召喚のレベル合計計算を必要とせず、「同じレベルのチューナーと非チューナー」を揃えるだけで着地します。さらに、魔法・罠カードをセットするだけで、レベル7または8のドラゴン族Sモンスター、あるいは「パワー・ツール」Sモンスターを直接盤面に呼び出すアルティマヤ・ツィオルキン 効果を発動できます。
この「魔法・罠カードをセットする」というトリガーは、速攻魔法や罠カードはもちろん、通常魔法をあえて伏せるだけでも即座に満たせます。相手ターンにセットカードを発動・供給できるギミックと組み合わせれば、先攻・後攻を問わずノーコストで大型妨害を盤面に呼び戻すことが可能です。以下の比較データは、両者がいかに異なる強みを持っているかを如実に示しています。
このように、シンクロ召喚を経由せずにレベル5〜8帯のモンスターを横並びさせられるテーマであれば、《赤き竜》よりも《究極神 アルティマヤ・ツィオルキン》の方が圧倒的にEX枠を圧迫せず、スマートに最終盤面を補強できるという強みが再発見されています。