チケット販売時に「注釈付き指定席」や「見切れ席」として割り当てられる左右両端の座席について、来場者の生の声と現場での空間検証からその真実を浮き彫りにします。
ホールAの1階両端(1〜10番、70〜82番付近)は、ステージに対して斜め方向から深く切り込む角度となります。そのため、ステージ袖寄りに設置されたセットや大型モニターの一部が見切れる現象が構造上避けられません。しかし、SNSやレビューコミュニティの投稿を詳細に分析すると、意外にも否定的な意見ばかりではないことが分かります。
「端席だったが、アーティストが舞台袖の花道まで来てくれた瞬間に距離が数メートルまで縮まり、通常の中央席以上のファンサービスを受けられた」「ステージ裏のスタッフの動きや楽器の生音がダイレクトに届き、ライブならではの臨場感を味わえた」といった高評価の声が多数確認できます。全体の見晴らしを犠牲にする代わりに、思わぬ瞬間的な超接近体験を享受できる点が端席の醍醐味と言えます。
一方、ホールの音響評判に関しては、ジャンルや演出形態によって受け止め方が分かれます。東京国際フォーラム ホールAは多目的ホールとしての汎用性を考慮し、残響時間を過度に長くせず明瞭度を重視したアコースティック設計が施されています。
このため、ポップスやロック、声優イベント、ミュージカルなどのPA(拡声スピーカー)を通した生歌や台詞の聞き取りやすさは極めて良好です。一方で、フルオーケストラによる完全な生音演奏においては、専用のクラシック専用コンサートホールと比較すると反響の芳醇さに物足りなさを感じる愛好家も存在します。スピーカーからのダイレクトな音圧とクリアなボーカルを体感するエンタメ公演においては、国内トップクラスの音響クオリティが担保されていると評価して間違いありません。