足裏を押された際、皮膚の下に感じる「ゴリゴリ」とした特有の引っかかり。施術現場でよく「毒素が溜まっている」と説明されるこの現象のルーツはどこにあるのだろうか。かつて台湾の官有謀氏が提唱し、日本をはじめ世界中へ普及させた足裏マッサージ・ツボ療法のアプローチでは、足裏に沈殿する固形物を「結晶化した老廃物」と見なし、これをしっかり揉みほぐして排出を促す健康法が示された。
現代の生理学的な解釈においても、重力の影響で下半身に滞りやすい尿酸や乳酸などの老廃物蓄積と、筋肉や筋膜が凝り固まる現象(筋硬結)が組み合わさることであのゴリゴリ感が生じると考えられている。老廃物の沈着によって周辺組織が柔軟性を失うと、指で押された際に痛覚受容器が強く押し潰され、強烈な激痛を引き起こすのだ。